鳥羽市と言えば、真珠の養殖？海女さん？
なんて思いつつ、たどり着いたはここ、海岸。
「千鳥が浜海水浴場」という海水浴場です。

「鳥羽の真面目な海岸です」

そんな似非キャッチフレーズが浮かびます。夏休みももう終わりだからか、人影はまばら。
長い長い500メートルもの砂浜が、さらに広く感じられます。

波はおだやか。季節は春でこそないものの、「ひねもすのたりのたりかな」。
この表現は日本の海ならでは。ハワイとかバリとか、外国の海はロックなものが多い。
ドドンパザブザブ系。
間違っても「のたりのたり」なんて表現はできないな、うん。

気候が人の気質に与える影響は大きいとのこと。
暖かい地域。寒い地域。乾燥したところ、湿度の高いところ。
ドドンパな海に囲まれた国。のたりのたりの海に囲まれた国。
日本はのたりのたりの、比較的温暖な地。

砂浜をしばし歩くと、ピクニック帰りらしきご一行様と遭遇。
彼らが立ち去った後を見ると、ゴミひとつないほどきれいに片付けられてました。
そういえば、この砂浜にはゴミがほとんど落ちてないことに気づきます。

「ひねもすのたり」なこの国に住む住人の優しさ・心遣いの美しさを感じた海岸でありました。